月別アーカイブ: 2022年4月

一人夜勤(=夜間勤務)という勤務実態をこのまま続けると、介護現場は本当に壊れて行きます。

一人夜勤(=夜間勤務)という勤務実態をこのまま続けると、
介護現場は本当に壊れて行きます。
一人夜勤は、一人で状況を見て、一人で判断し、
その場にある体験や感情をその時、直接、
職員同士で共有できないということです。
責任の重さはもちろんですが、
感情の負担が大き過ぎる。
これが不適切ケア、事故、身体拘束、
あげくの虐待となることが今までからの経験で
現場はわかっているので、
夜勤リーダー制・申し送りの共有・凖遅出勤務の設定など
工夫してきた。
ユニットケアは、10人を1単位(ユニット)として、
少人数で家庭的雰囲気の中、
馴染みの関係を作る個別ケアの形として制度として
奨励されてきた。
行政は2020年くらいから、
新規施設には1単位(ユニット)の人数を
15人まで開設許可するようになった。
人員配置基準3:1から4:1の前振り・実績となるか。
以前、深夜外食店では、
一人で深夜のお店を任された店員さんが、
てんてこ舞いのあげく、料理が遅くなる・会計を間違える。
そして、人が辞める・残った店員さんの連続勤務。
お客さんがその実態を見て被害にあって、
発信して騒ぎになったので、
一人深夜勤務なんて、ブラックだ❗️と、
世間がコメンテーターが言ったから会社は配置を変えた。
果たして、介護の一人夜勤はブラックだ❗️と、
世間は思ってくれるだろうか。
そもそも真夜中に介護職が、
『ユニットケア』導入の施設では
20人を一人で夜間勤務してるって、
知っているのだろうか。
加えて、今後は30人を一人で夜勤する
『ユニットケア』施設が増えて行くことになる。
どんどん、悪くなって行く。

会場受講とオンラインが選べます

【会場受講とオンラインが選べます】
という、研修案内を頂いたあなたは、
どのように判断しますか?
本人は会場受講を希望しても、
職場が許可しない。という状況だろうか。
職員希望を優先して、先ずは会場受講で申し込んで、
当日の状況で必要なら変更する。
というやり方もある。
禁止ではないが、奨励もしないので、
本人の判断で行動して下さい。
というところもある。
あなたのトコロは、どんな様子ですか❓
公益財団法人介護労働安定センター福島支部 主催
令和4年度短期専門講習 第1回
令和4年5月24日(火曜日)
13:00〜16:00(受付12:40〜)
一般:4,000円 (税込)
会場受講 または オンライン受講選択可!
「介護ストレスを不適切ケアにしない」
【講師】髙口 光子
(「元気がでる介護研究所」代表)
[内容]
「介護ストレスを不適切ケアにしない」
・なぜ「介護ストレス」は発生するのか?
・不適切ケアとは何か?
・不適切ケアが虐待になってしまう介護現場
・職員を孤立・孤独に追いやらないために
・職員の不満・不安を受けとめられるチーム
【会場】郡山市労働福祉会館 2階中ホール
    (福島県郡山市⻁丸町7−7)
【定員】会場受講:25名
オンライン受講:30名
(オンライン受講の場合、
視聴用メールアドレス1つにつき
受講料をいただきます)
【申込方法】受講申込書の送付
受講申込書に記入のうえ
メール、ホームページまたはFAXにて
お申込みください。
〇 メールアドレス:fukushima@kaigo-center.or.jp
*メールの場合は、申込書を添付
〇 ホームページから直接お申込み
  *チラシのQRコードを読み取ってください。
〇 FAXからお申込み:024-523-1876
【問い合わせ先】
公益財団法人介護労働安定センター福島支部
TEL: 024-523-1871
FAX: 024-523-1876
E-mail: fukushima@kaigo-center.or.jp

病院でひらいた生活ケア

学生の頃、私はどうしてもお金が欲しかった。
家業が破産して、進学するなら奨学金しかなかったので、
将来は自分で働いて、自分のお金で生きたいと思った。
その為には、世間の浮き沈みに関係ない仕事が良いと
単純に思った。
親には言えなかったので、おじさんに相談した。
「そりゃあ、病院の仕事が一番安定してる」
その頃、病院の新しい仕事として
リハビリテーションという言葉が
担任の先生から紹介された。
今思うと私を含め誰もこの言葉の意味を
正しく理解している人は私の周りにはいなかった。
私は、この進路指導にのった。
学校で学んだリハビリテーションは、おもしろかった。
理学療法は、覚えるばかりで大変だった。
きっかけはともかく、卒業する頃には「リハビリ」を
私は好きになっていた。
そして、奨学金の金額が最も高額な病院に入職した。
学卒新卒は誰でも輝く、そのキラキラを
「大量」の「寝たきり老人」を前に、
「治せない」医療職たちが軽く笑っていた。
医師は、お年寄りを棺桶に入る身体にしなさいと処方を出す。
看護婦(当時)は、あらゆることが気に入らないと制限してくる。
とにかく、ケンカばかりしていた。
ずっと負けていた。悔しかった。
思っているのに言葉にならない。
どんなに正しいことでも、その場その時に言えなければ、
もう次は無い。
どんなに悪いことでも、現実を変える力が無いならば、
それはまかり通る。
私には言葉も力もないことを思い知った。
よく泣いて、よくふてくされていた。
それでも、お年寄りは全然いつもと変わらないので、
しゃがんでる自分が、アホらしくなった。
そして言葉を求め、仕組みを読み取り、
相手の正義を越える何かを持とうとした。
私はこのことを「オムツ外し学会」で話した。
それを本にしたのが「病院でひらいた生活ケア」である。
私の初めての講演録でもある。
読み直してみる。言葉が荒い、勢いだけの行動が続く。
いろんな人、なかでも看護婦(当時)とぶつかっている。
よっぽど悔しかったのだろう。
そして、私は「地域」に出ようとしている。
病院の職員が、思い一つで「地域」に出ることは当然、
許されない時代である。
開業医との連携に相当な手間を取っている。
私の地域への不信感は、ここからきているのかも知れない。
とにかく、ひたむきであったと言えば聞こえは良いが、
当時の私と一緒に働いた人は大変だったと思う。
そして今、この「病院でひらいた生活ケア」が、
電子書籍として復刻される。
あれから30年以上の時を経て、
私の何が変わったのか、変わらなかったのかを
読み直してみたい。

芹沢俊介さんと、
《虐待》をテーマにしたセミナーで、
ご一緒させて頂いたことがあります。

芹沢俊介さんと、
《虐待》をテーマにしたセミナーで、
ご一緒させて頂いたことがあります。
その時のお話をあらためて振り返ってみよう。
芹沢さんは子供と母親、
私(高口)はお年寄りと介護職で、
虐待を話し合いました。
母親と子供を切り離す、それは虐待。
母子は互いを切り離せない、一体である。
母には二つの『母』がある。
一つは、生命として自分を産む母
もう一つは、子供の存在を受けとめる【母】
二つの『母』を体験して人は自己の充実を持つ。
特に受けとめ手としての【母】の受けとめを
自分は得られたという実感の有無によって、
子供の成長が大きく影響される。
子供に対して自らを受けとめ手の【母】として、
差し出す人がいることが子供にとってとても大切。
赤ん坊を例として子供は自分でできることは何も無い。
徹底して他者を選べない存在であり、
総てを受け入れるしかない存在である。(受動的存在)
この自分では何もできない時期に、
受けとめ手=【母】がいない状態こそ、
虐待と言っていいのではないか。
虐待を受けた子供は、
常に安定しない、不安な状態に陥る。
お年寄りにも同じことが言えるのではないか?
子供=(受動的存在)の時期を成長で越えて、
成人=(能動的存在)として社会活動を展開し、
年を取ることで人生再びの要介護・全介助となって、
老人=(受動的存在)となる。
イマココに安心して安定して私が存在する
→being
自分は存在していいんだと思えること
→誰かと一緒でないと感じることができない。
 一緒の誰か=受けとめ手【母】
子供が恐怖を感じること
●暗闇
●独りにされる
 ⇒受けとめ体験がある子供は長い時間孤独に耐えられる
●見知らぬ人がいる
3つは同じことである。
①自分の存在への脅かし
②自らの力で変えることが出来ない環境
③抑えようのない不安。
→寄る辺無さunliable
お年寄りを寄る辺無さに追い込むことが虐待である。
受けとめ手の欠如=絶対的な孤独
受けとめ手を内在化する事で、
受けとめ手が肉体として居なくてもいつでも一緒にいられる。
言い換えると内在化できないと、生きづらくなる。
孤独=ぽっかり穴が空いた状態。
この空洞をアルコール・ゲーム・賭け事他で埋めようとする。
これが依存症である。
徹底的に受けとめ手として身を投じる人【母】と出会う。
すると依存症が治る。
というより、自力と依存は対立しているのではなく、
その人にあった依存(受けとめ手)があるから
自立(個性)がある。
自立と依存は対立することではなく、補完しあっている。
介護職は、そのお年寄りのその人らしい依存を
見出しだからこそ、自立支援ができる。
受けとめられ欲求とそれを受けとめる構え。
介護の基本もまず、自分を差し出し、
目の前にある存在を受け止めることから始まる。
そこまで求められて、仕事として成立しますか。
人間相手の仕事には共通する構えで、
これが取れないのであれば、仕事ではないでしょう。
少なくとも料金に値しない。
本当のことは目には見えない。
〜サン・デグジュベリ
“星の王子さま“
大切なのは、
共に過ごした時間・かけた手間・共に泣く笑うその感情。
自分を差し出すことからすべてが始まる。
ということは、自分無き者に介護は無理ということ。
介護職に要求されているのは、内在化した【母】の役割。
と同時に社会的な立場であり、外在化されなければならない。
両方を請け負うからこそ、職業となるのか。
家族・身内だからこそ、一人で両方を請け負うのは難しい。
だから、【母】【父】【祖母】【祖父】などの役割がある。
イマココの充足感=良い3大ケア
今、美味しい。今、スッキリした。今、温かい。
この良き体験が良き関係を育む。
互いの存在を認められた。安心感を得た。
このことが記憶に残るのである。
もう一人の存在がある(介護職)ことで、お年寄りが存在する。
という人間関係につきる。
認知症といわれるお年寄りの思わぬ行動や言葉は、
人生最後の感情表出なんだから、
介護職は面白がっておおらかな受けとめ手になる。
面白がるのは不謹慎ではない。
私(高口)から、芹沢さんに最後の質問をしました。
〈質問〉
集団処遇の方が、
❶お年寄りの力を潰す・引き出さないから、
介護職の仕事量としての負担は更に大きい。
❷お年寄りの満足度は低いので、
  不満・不信・不穏が出る。→より手間がかかる。
❸職員の達成感が低いので、やりがいが持てず、
  定着率が下がる。→より人手不足になる。
❹事故・苦情が発生しやすく、この対応も大変だが、
  地域信頼を得られず、結果、利用稼働が低迷する。
このように、
非効率であるはずなのに何故、集団処遇を続けるのか。
または、一度手に入れた良いケアを手放すのか。
〈解答〉
近代の縮図。
人間を一人として見ていない。
その多様性に気づいてしまうと大量生産・大量消費が、
徹底出来なくなる。
仕事が時間通りに終わらないでは困る。
それは、集団主義のほうが無駄が無く、
国や社会にとって良いと捉える、誤った効率主義と重なる。
長くなりました。すみません。
この続きを次回に繋げます。

5年前のマナーハウス麻溝台

5年前の高口も仲間として立ち上げた
マナーハウス麻溝台からの報告が、
思い出FBから出てきました。
マナーハウス麻溝台の開設を待って、
大学病院から入居された利用者さんは末期ガンでした。
IVHは入居を機会に抜去されました。
とても無理といわれたアンコを食べられました。
一番楽しみだったのは、
普通のお風呂にユックリ入ることでした。
そして、ご家族と約束のお花見に行きました。
生命(せいめい)が一番大事。
だからリスクゼロが業務方針。
医療の現場では当然です。
生活の場は命(いのち)が大事。
だから生きたいように生き抜くがケア方針。
介護の現場では当然です。
そして、その利用者さんは、
一番望まれたお風呂上がりに亡くなられました。
写真は、入浴介助を担当した職員が、
「また、一緒にお風呂入ろうね」
と声をかけて手を握り、わずかに握り返してくれて、
そのまま逝かれた時のその手です。
この写真を撮られた当時の事務主任が、
報告しています。以下、その内容です。
先日のマナーハウス麻溝台では、
いろいろなことがありました。
その中で、今日の申し送りのお話を
事務主任として皆さんに、お伝えしたいと思います。
ケアの在り方や、介護観は、
みんなそれぞれが理想とするものがあって十人十色。
ご入居者様を想う気持ちは同じでも、
一人ひとりの考える最善には相違が生まれることもある。
私達が提供したケアは最善だったのだろうか、
みんなが自問自答する。
いろんな考えがある中で、
申し送りの時に花城施設長が
みんなに伝えてくれた。
『みんなそれぞれがケアに対しての意見や考えがあると思う。
今回御本人とご家族の意向に応えてこの対応をしました。
御本人もご家族もとっても喜んで下さいました。
ケアの考え方に関していろんな考えがあって、
どっちが正しいとかどっちが間違っているとかではない。
その人の為を思って考えて行動する…全部正解です。
今回、みんなが1人の方に真剣に考えて、
まっすぐに対応してくれたこと。
本当に誇らしく思います。
みんなありがとう!!』
と熱く話してくれました。
とても心があったかくなりました。
これからもたくさんのエピソードを経て、
職員みんなも成長していきます。
1人を大切に、
1人のケアをみんなで真剣に考え行動して
『あたりまえの生活』をつくっていきたいと思います。
マナーハウス麻溝台
事務主任 岡林明宏
そして、今年、岡林事務主任は、施設長になりました。
新しいマナーハウス麻溝台をいつか訪ねて行きたいです。

訪問介護ステーションうさぎさん3周年記念

主催者からの【お知らせ】
令和4年6月4日(土曜日)
合同会社 幸尚会 訪問介護ステーションうさぎさん3周年記念
場所 熊本県の美里町にあるかじかのもり
1泊2日 (夕、朝食つき)
大人 9000円
子ども 4500円
記念講演のみ 3000円
記念講演と夕食バーベキューのみ
大人 4500円
子ども 3000円
バーベキューは飲み食べ放題です。
記念講演
元気のでる介護研究所 代表  高口 光子
徳島の宅老所 生き活きや 代表 金岡 重則
詳しくは08037727951 折戸、山崎まで
またはメッセンジャーください
場所はこちらになります。
“TOP of 美里町やすらぎ交流体験施設 元気の森かじか”
人数等の確認がありますのでメッセンジャーしてください。
ところで、この桜🌸は、どこの桜🌸ですか❓