私が手術をして、退院後、初めて三好春樹さんと
一緒のセミナーに参加している写真が出てきました。
三好さんの発言は、
○シロート性を内包する専門性
「介護の専門性とは何か」をテーマに、高口光子さんたちと対談。
シロートを脱して専門性を高めるのが他の専門家である。
でも介護は、そのシロート性という生活者の視点を失っては成り立たない。
一見矛盾する「専門性」と「シロート性」を両立させるというアクロバットが、いい介護と言えるかも。
それにしても、退院間もない高口女史、手術の時、強い麻酔打ってもらって、しばらく喋りにくくしてもらえば良かったのに、と思うほどの毒舌。
「フーコーだの、二者性だの言ったって、今夜の夜勤の役には立たん!」とか、言いたい放題。
でも、本人も、けっこう抽象的なこと言ってるんだよね。
医療から介護に移ってきた理由なんかはなかなか面白いな。
これに対しての高口の発言です。
入職して間もない、無資格・未経験の新人さんが、
とても『良い介護』を行う時がある。
本人は、『良い介護』をしよう!と思って行ったわけでは無い。
「あなた、それはとても良い介護ですね」と
先輩・上司から言葉に出して、ほめられる。
すると、新人さんからは、照れも含めて、
「思わず」とか「何となく」とか「気がついたら」とか「普通ですよね」とかの言葉がかえって来る。
この介護とも意識されなかった、
行為を本人が本人以外の人の言葉をキッカケに
意識して大切にすること。
自分の介護を行動として言葉として意識すると、
新人さん本人が「本当にこれで良かったのかなあ」と
いずれ思い始める。
これを成長として、受けとめる職場。
自分の介護を振り返ることができるから、
これからの介護を考えるようになる。
その時、大切なのが、
「今、一緒に考えよう」と仲間(=先輩・上司を含む)が、
傍らにいることに加えて、
その仕組み(=会議・話し合いなど)があること。
この二つを人材育成として現場は取り組む。
そして、
「やってみなけりゃわからないよ。よし!一緒にやってみよう」
これをチームとしてプロの介護は実践されている。
ということを発言しました。
見方・考え方と、やり方・方法。
伝えることと、創ること。
継続すること、振り返ること。
そんなことを三好さんから学ばせてもらっていました。
この頃の私は、治療の副反応で、髪の毛がありませんでした。
なので、カツラをつけて、しょげていた頃でもあります。
でも、三好さんは、
「いいじゃないか、おまえはいつか生えてくるんだろう。
俺は、ドンドン減っていくばっかりだぞ❗️」
と言ってハゲましてくれていました。
本当に、三好さんは、イイ人だと思います。
ありがとう、三好さん。