マナーハウス麻溝台家族説明会

2017年4月に
特別養護老人ホーム マナーハウス麻溝台は
開設されました。
4月の本入居のその前に、家族説明会を行いました。
4月5月に入居内定のご本人・ご家族皆様と、
契約書、重要事項説明書の 取り交わしを実施する
「契約内覧会」で、
介護施設の ご利用に あたっての 家族説明を
担当しました。
私たちの やりたいケアは、
「寝たきりにしない させない」
「持てる力を 引き出す」
「今までの 生活習慣を 大切にする」
そのやりたいケアの形は、
一人ひとりにあった浴槽で、その人の望まれる入浴、
それが個浴。
できるだけ最後まで口から食べる。
重度の方も 一日一回は、トイレに座る排泄。
一切の身体拘束はしない。
最期まで、みとどける。
この介護を展開する中で、
ご家族に 想像しておいて欲しいことがあります。
縛っておけば 決して起こることのない事故が、
縛らなければ、時に起きます。
どんなに気をつけていても 転ぶ時は、転びます。
ささいな事故で、大ケガになること、
わずかな時間で、重症化することが、あります。
貴重品は、壊れること、紛失することがあります。
職員が、部屋に入った時、亡くなられていた。
と、いうこともありました。
だから、「事故が 起き得ることを 承知して下さい」
などと、言いたいのではありません。
年を取って生きるということは、どういうことかを
想像して 頂きたいのです。
普通に生活することが「リスク」である お年寄りの
普通の生活を守りたい。
それが、現場の職員です。
転ぶかも、詰まるかも……亡くなられてるかも、
職員は、こんな緊張の中で、
普通の生活を 手作りして行きます。
この職員を 支えられるのは、働く仲間と、
御家族皆様だけです。
疑われながら、介護は、できない。
まだ、出会ってもない私たちを 信じて下さい。
なんて、無理は 言いません。
御家族が、私たちに 心から大切な人を 託すためには、
何が 必要なのかを
私たちサービス提供者と 利用者の家族が、
落ち着いた関係を作るためには、
何が 必要なのかを
施設入居を決心した この時に 想像して 欲しいと
思っています。
以上を 伝えたくての、家族説明会を実施しました。
あれからマナーハウス麻溝台は、5年が過ぎ、
今、新しい施設長を迎えています。
この5年で、お年寄りは5年の年齢を重ねました。
ご家族も、そして私たち職員も、
同じ時を重ねました。
お年寄りが、この施設で人生の深きを歩まれたように、
私たちも同じく介護の深きを歩めたか、
振り返りたいと思います。
マナーハウス麻溝台の今を守っている職員さん❗️
ありがとうございます❗️
いつでも、見学に 来て下さいね🏡🏡