新年度を迎えるその前に、
インフルやワクチンはともかく、
自分の施設を整理しておきましょう



新年度を迎えるその前に、
インフルやワクチンはともかく、
自分の施設を整理しておきましょう
今年度も、こんな時期ではありましたが、
いろんな施設に行かせて頂きました。
どんな改善策を出しても空回りする施設は、
現場と管理の見ている現実と、
思い描くこれからがズレているという
共通した特徴があります。
自分たちの施設は、どんな状態なのか、
現実を見て、現場と管理が共有して、
新年度からの歩みを決めてみましょう。
私の施設の現実は、以下のどれに該当しますか法律ギリギリ施設
法定人数を雇えていない。
虐待、身体拘束が常態化している。
モラハラ〜施設・職員・お年寄りの金品を盗む。
SNSなどで特定の職員を攻撃する。
盗撮、情報流出、器物破損。
時間外・休み等の虚偽申請。
パワハラ〜上司・同僚・部下を虐める。
セクハラ〜不倫の横行、痴漢、のぞき、ストーカー行為
このような事実を隠蔽する。
一部の職員しか知らない。
公表する仕組みがない。
公表する仕組みがあっても機能していない。
事実を公表してなお、懲罰や対応具体案を
明確に示すことができている。
その実践が現場・管理共でできている。勤務表ギリギリ施設
特定の職員が、月に7・8・9回以上の夜勤をしている。
派遣職員が、異様に多く、長期にわたり契約している。
公休が取れない、時間外が過剰に多い。
時間外を請求させていない。
会議・委員会が、極端に多い、または極端に少ない。
現場と管理が、
職員の法定数を知っている。
勤務表作成数を共通理解として持っている。
事業計画を遂行する為に必要人数=人件費予算を
その進捗を持って理解している。研修会なんとかやってます施設
研修会の年間計画無しに、研修会に参加させている。
研修会の計画はあるけど、業者さんに丸投げ。
研修会を企画するけど、参加職員が少ない。
研修会の企画・広報・実施・記録・保管が不十分。
必須研修は、施設内研修で実施している。
施設内研修の『講師』は、
現場職員が毎年交代で担当している。
施設内研修には、管理者・上司が現場職員と共に
参加して、共通の価値や言葉を持っている。内部監査やってます施設
内部監査を法人・施設で大騒ぎしながらやってる。
職員の負担になっている!の時期を越えて、
内部監査は当たり前になっている。
行政からの実地指導はまるで『お祭り』の勢いで、
現場から管理まで、皆んなで取り組んでいる。
そして、となります。
以降は、職員一人ひとりが、
自分の思いや、皆とやりたい介護を
おおらかに 会議などで発言し、失敗を心配しながら、
「一人じゃないから、やりきれる」を実感できる施設です。
その取り組みは、様々で、個性的で、途絶えることがありません。
何より お年寄りが 一番堂々と笑っている施設です。
以上の施設整理に基づいて、新年度からの仕事が決まります。
この施設状況の現実を真っ直ぐ見て、共有して、
それで何が問題なのかを話し合い、
その問題をどうしたいのかというのが解決となります。
これを現場と管理で話し合えない、
共感と共通認識を生み出せないというところに、
出向くことになります。
良き新年度を迎えましょう。