【セミナー報告】
つどい場さくらちゃんオンラインセミナー
保持 雅子さんが、レポートしてくれました。
以下、ご紹介します🤓
高口光子さんの「元気が出る介護」を
だんだん(=保持さんが自主運営されている事業所の名前)にてスタッフ3人で聴講
地域や家庭で積み重ねた時間、自分の居場所、大切な人間関係から深いいきさつを持ってお年寄りが(介護サービスの現場に)やってくる。
その想いは大いなるあきらめ、大切な人(家族)のための自己断念、自分のためではない。
そんな「老いて病んでただ死んでゆく」お年寄りの人生は出会った介護職で決まる。
私たちは人として関わり人として支える。
食事・排泄・入浴を通して、チームでお年寄りのその人らしい・私らしい生活をつくる。
「私が」気づいて考えて動く。だから自分なき者に介護はできない。
人を大切にしてなんぼの仕事。
自分の元気で人を元気にする。
お年寄りに「一人ではない」「これからも生きていく方法がある」と(生活行為を体験にして)言葉に出して伝えることが大切。
(利用者の家族であるお年寄りの子供たちが)「親を捨てたんじゃない」「介護を選べたんだ」と、静かに思えるようになるまで、大切な人を大切にできなくなった家族の代わりになることがプロの介護。
家族の介護は無償の愛(無料の介護)。
プロの介護は有料の介護。
愛しき者ほど臭くて汚くて煩わしい。
愛情(気になる)と憎しみは背中合わせ。
選べない関係に悩むのが家族。
私たちは困っている人を見捨てない。私たちが選ぶのではなく選ばれる介護をしよう。そしてお年寄り、家族、私たちもみんなで元気になっていこう!
スタッフ3人とも、いつもの高口節にドキッとしたり苦笑したり、時に涙をこらえながら聞き入った。
だんだんは介護保険を使っていないが自費だから余計にプロの介護が求められる?
高口さんには「(自主事業所は)介護困難なお年寄りや家族の最後の砦でとしての重要な役割を持つ。その反面、閉ざされやすい人間関係を持ちやすいので一方的な介護になりやすい」と言われた。
だんだんは確かに少人数の人間関係だが、私たちはひたすら振り回され、利用者さんたちもその中に入り一緒にだんだんと言う居場所を作っている。利用者さんはお金に余裕のある人ばかりではない。
国は介護保険事業だけでは補えないから、これから自費事業にも力を入れ出すとのこと。しかしまずは介護保険事業があっての自費事業。デイサービスを断られた人がやって来ると、だんだんはない方がいいのかな?と思ったりもする。やっぱりだんだんの立ち位置は難しい。
以上、保持さんのレポートに一部、高口が言葉を加えました。
丸ちゃん、そして丸ちゃんを支える三人娘の皆様、
ありがとうございました😊