大きい組織体の研修大会
大きい組織体の研修大会で質問がありました。
施設利用者さんの入院を 減らす❗️
その為に、
「観察徹底による早期発見❗️早期対応❗️」
これだけでは、足りませんか?
もちろん、
私たちの無頓着で 発症する脱水 尿路感染
日中活動を工夫せず体位変換のみに頼って引き起こす褥瘡
無理な食事介助や 不徹底な口腔ケアからの肺炎
観察しない•できないからで引き起こされるイレウス
職員の申し送りの不備からの転倒 そして骨折
など
私たちの力不足からを原因とする入院は、
無くしていかなければなりません。
それ以外においては、
私たちの目の前にいるお年寄りは、
10年前から 認知症といわれ、
既に20年前から 脳卒中になった方です。
何を早期発見❗️早期対応❗️するのでしょうか。
なんだか、印象ですが手のかかる人を
早期発見・早期対応の名目で、より早く生活の場から、
切り離そうとしている感じがするのは、
私の思い過ごしでしょうか。
介護施設で『入院を減らす』ということは、
「もう、何があっても何処にも行きたくありません」
「ここで出来る限りのことをして頂ければ、充分です」
「病院には感謝していますが、
人生の最期はこの施設でと 考えています」
という ご本人ご家族の気持ちに応えるということです。
これは お年寄りと職員が 出会った時から繰り返して来た
食事 排泄 入浴からの良き体験が 良き関係を育み
その関係の中で『大切な人を見届けたい』という思いから
介護が選ばれていく 介護職員がやり遂げていく仕事の
一つの結果です。
これを 時に 仕事としての介護のやりがいと言います。
このやりがいを 受け容れない 又は、無視する施設では、
当然ですが、介護職は、辞めるでしょう。
写真は、
見届けた お年寄りのご葬儀に みんなで参列した時の様子です。
ご家族から、ぜひ、伝えて欲しいとのことです。
「介護は 良い仕事ですね」