にぎやか26周年イベント【報告】

https://www.youtube.com/live/XbhsPFMg1kw?feature=share

阪井由佳子さんは、26「周年」を26「執念」と、
言っていました。
人を思い、その人にしてあげたいことを私がする。
困っている人を互いに支えきる。
それが介護と言いきっていました。
職員が自分の介護に気づき、思いを持って、行動する時に、
その介護を潰してしまうのは、
・目の前の人より時間を優先すること
・思いから考えるに至ってもないのに文字にすること
・来るか来ないかわからない明日の為に今ここを見失うこと
これらのことだと、長い大規模病院の勤務から学んでいました。
時間・記録・計画に追われて、介護が作業になることを
私たちは、知っています。知っているけど、
業務が終わらない・法律で決まってる・社会に説明できない
などと理由付けして、また同じことを繰り返す。
大規模病院で、もう死んでしまう人に、
時間割の中で、決まりきった経過記録をつけながら、
無いはずのリハビリ目標を計画して、
筋力増強訓練を私たちはしていました。
阪井さんは、それが嫌でダメで許せなかった。
もう、言い訳はしない。自分の責任でやりきる。
それが、にぎやかの設立です。
「時計を見るな」「記録を書くな」「計画を立てるな」
そして「業務をするな」という指示には、
「介護をやりきる」という
阪井さんの反省・後悔・覚悟・希望の表れです。
これを自分の名前一つの責任で小規模としてやり通すのは、
並大抵のことではなかった。
自分の名前で介護を守るきる小規模運営は重い歩みとなる。
まさに「信念」を超える「執念」でした。
その阪井さんを支えていたのが「富山型」です。
「富山型」というのは、
地域支援を共生という見方考え方で整え、
制度・経営として確立した実態ある取り組みです。
「富山型」の仲間が阪井さんを今も支えています。
そして四半世紀の時が経過します。
純粋は素晴らしいけど、付き合いにくい。
純粋はとても正しく人を傷つける。
阪井さんも職員さんも、しんどそうでした。
それは、にぎやかにとって「介護の純粋」は、
決死の覚悟で戦い抜くものではなく、
「普通のこと」になったからです。
添付のYouTubeをご覧いただけると若い介護職、
小雪さんがそれを報告してくれています。
小雪さんは、介護の専門学校を卒業して、
実習で知ったにぎやかがいいなと思って、そのまま入職します。
彼女に阪井さんの怒りと後悔は理解できません。
何故なら、
社会人になって最初に出会った上司が阪井さんだからです。
「介護の純粋」は最初から「普通のこと」でした。
阪井さんは闘う介護から、育てる介護に方針転換します。
方針転換というのは、
間違っていたとか、否定されたということでは、ありません。
守るべきを守り、変えるべきを変える。
今までの25年から、これからの25年を見据えて、
経営者:阪井由佳子が判断したということです。
この阪井由佳子さんをシッカリ見て頂きたいです。
よろしくご覧下さい。
https://www.youtube.com/live/XbhsPFMg1kw?feature=share