流しそうめん

レクレーション委員会が、
そうめん流しの 準備を しています。
静岡は、流しそうめんって 言うんだって。
九州では、そうめん流しと言っていた。
皆さんのトコロは、どちらですか?
そうめんを 流す サオの角度が 難しい。
洋服かけと 針金ハンガーで 何度も 試してる。
私が「レクリエーション委員」として、
初めて そうめん流しをしたのは、
老人病院に勤務していた30年前でした。
患者さんの家族が持ってきてくれた
竹の節をくり抜いて
左右の高さを変えて角度をつけた平行棒に くくり付けて
点滴台を使ってゴムホースから水を流しました。
病院のリハビリ訓練室は そうめん流しに 向いている。
立った姿勢では 流れるそうめんを なかなか取れない人は、
竹を水平に置いて、そうめん止まりでやってみます。
それでは、長い竹だから、長い廊下で食べましょう。
って、提案したら「ダメです!」って言われて、
理由は「不潔だから」
じゃあ、病院で清潔なトコってドコ?
「そりゃあ…ICUでしょ」とかなって
じゃあlCUで そうめん流しするか!
ってことになって…
※病院でひらいた生活ケアより
当時は、そうめん流し開催の為に どれだけの書類を書いたか、
「リハビリの視点における そうめん流しの効果と根拠」
とかね。
今は、
夏に そうめん流しは アッタリ前だから。
そう思うと 少しは 介護現場も 変わったかなぁ。
※「病院でひらいた生活ケア」は、
 高口光子が初めて出版した本です。
 世間知らず(今もそうだけど)の新人・高口が、
 治療の場の病院にケアを持ち込んだ時、
 医師や看護師と泣いたりケンカしたり笑ったりの
 一つひとつを書き留めました。
 今は七七舎の電子書籍で読めます。
  https://onl.bz/dKch8ny